「男性性」を知れば夫婦関係が少し楽に

こんにちは。
「円満夫婦になるためのカウンセリング」を行っている
心理カウンセラー いろは心音です。

「なんで夫はこんなに話を聞いてくれないの?」
「どうして気持ちをわかってくれないの?」

そんなふうに、夫との関係にモヤモヤした経験ありますよね?

もしかしたら、それは「男性性」と「女性性」の違いを知らないだけかもしれません。

今日は、夫婦関係を改善するヒントとして
「男性性の特徴」について、いろはがわかりやすくお伝えしていきます。




そもそも「男性性」ってなに?

男性性とは、生物学的な性別ではなく、エネルギーの質のこと。
実は、男性にも女性にも、
「男性性」と「女性性」の両方があると言われています。

ただ、男性は一般的に「男性性」が強く現れやすいと言われていて、
夫婦のすれ違いも、ここにヒントがあります。


男性性の主な特徴とは?

目的志向・結果重視
→ 「どう感じたか」よりも「どうすれば解決できるか」に意識が向きやすい。
→ 感情を分かち合うより、ゴールを達成することに喜びを感じる。

論理的・分析的
→ 話を「気持ち」でなく「情報」として捉える傾向がある。

弱さを見せにくい
→ 頼ること、助けを求めることに抵抗を感じる人が多い。
→ 「大丈夫」「俺がなんとかする」と自分の中で抱えがち。

愛情表現が不器用
→ 行動で示すタイプが多く、「言葉で愛を伝える」のが苦手。



「なんでわかってくれないの?」の裏にあるもの

たとえば…

  • 妻が「今日こんなことがあってつらかった」と話す
    → 夫は「それなら○○すればよかったじゃん」とアドバイス。
    → 妻は「ただ聞いてほしかっただけなのに」とガッカリ…

これは、男性性が働いている自然な反応なのです。

夫に悪気があるわけではなく、
「助けたい・解決したい」気持ちからの行動なんですね。



男性性を知っておくと、少し優しくなれる

夫の言動にイラッとしたとき、
「これは男性性の特徴かもしれない」と思ってみてください。

  • すぐ解決策を言ってしまう
  • 気持ちよりも行動で示そうとする
  • 話をじっくり聞くのが苦手
  • 感情よりも理屈が先に立つ

こうした反応も、「男性性の表れ」として見られるようになると、
必要以上に傷ついたり、責めたりすることが減っていきます。



男性性と女性性は、敵じゃない

私たちには、男性性・女性性どちらも大切なエネルギーがあります。
夫婦関係がギクシャクするのは、どちらかが「悪い」からではなく、
ただ違うエネルギーで生きているだけなんです。

その違いを知り、受け入れることができると
ふたりの間に、少しずつ温かな理解と信頼が生まれていきます。



次回は、「女性性」についてもお伝えしていきますね。

「わかり合えない…」と感じていた夫婦関係に、
優しさと理解が生まれるきっかけになりますように。