プロフィール

はじめまして。 「円満夫婦になるためのカウンセリング」

                    心理カウンセラー いろは心音(ここね)です

 

【父の価値観に合わない私は認められず、気を使っていた子供時代】

1972年生まれ 夫、息子と3人家族。

私は教員の父、専業主婦の母、仏教徒の祖母という環境の中で2人姉妹の長女として育ちました。

小学生の頃の私は、にぎやかな所や人が大勢いる場所などが苦手でしたので、学校も苦手でした。

風を呼んでみたり、雲を消してみたり、星をずっと眺めていたりするのが好きな子供でした。

厳格で価値観の偏った父の影響で、自分の意見は言えなくなり、そしてやりたくないことを強要され、父の価値観に合わない私は、本当の私は認めてくれませんでした。

そんな口うるさい頑固な父に耐えながら、完璧にお世話をする母を見て育ったからか、私は子供の頃から、気付かないうちにいつでも先回りして、母が大変にならないように気を使っていたのです。

どうすれば「父の機嫌が悪くならないで済むのか」といつも気にしている子供でした。

父はとにかく家では一番偉い存在です。もちろん教員ですので知識は豊富、話も面白くいつも元気で、自信に満ちていました。すごいな、と思うと同時に、私にはかなわないし、私の考えとは違うなと常々思って過ごしていました。

父は、子供の頃は一番近くにいて、一番密に関わらなければいけない大きな存在です。無意識に私の中での男性像はほぼ固まってしまっていたのです。

【中学生になると、遂にうつ症状が出始め逃げだしたくなる】

私はどんどん委縮し、中学3年生の時にとうとううつの症状が出始めてしまいます。

常に胃痛、頭痛がある状態。布団からなかなか出られなくなる。

何も楽しくなくなり、感情も薄れていき、周りの景色はすべて灰色に見えました。

そんな中、母は宗教、霊媒師、占いと、ありとあらゆることを試し、改善しようと

試みてくれました。

しかし、それらに依存しているうちは完全に回復したとは言えず、表面的に取り繕い、本当の自分はまだ隠れている状態でした。

【20代やっと狭い世界から新しい世界へ、パートナーとの出会い】

そして私はそんな窮屈な状態から逃げようと、全く違う価値観の恋人と過ごす時間を大事にするようになっていきます。

自分の世界でも視野が広がり、圧倒的な心の開放感を味わい、「なんて自分を生きているんだろう!楽しすぎる」と徐々に自分を取り戻し、癒さていくのを感じていました。

恋愛に没頭し、私を幸せな気持ちにしてくれた恋人を信頼し、相思相愛で結婚することができました。

そして幸せな結婚生活が待っていました。「お互い信頼しているし、私のこともとても大事にしてくれる、余程のことでなければ許しあえる」そんな夫婦関係でした。

【幼い頃に見た母と同じ私がいた、そして追い詰められていく】

結婚すると私は、母が父にしていたように何でも先回りして完璧にやらなければ、というその癖が無意識で出てしまっていたのです。